低侵襲緑内障手術(istent®)を始めました。
2020.12.19
低侵襲緑内障手術とは?
近年国内でもMIGSといわれる低侵襲緑内障手術が登場し、早期のうちから積極的に治療を行うことが可能となりました。身体に負担の少ない緑内障手術になりますので早期発見した際は積極的に治療して現在の視神経、視野を守ることが期待できます。
当院で実施している低侵襲緑内障手術は水晶体再建術併用眼内ドレーン手術(アイステント)と、流出路再建術(マイクロフック)の2つの手技を実施しております。従来より行われていたマイクロフックを用いた手術は、術後出血により視力回復まで時間がかかることがありましたが、istent®はほとんど出血せず、視力の回復が早いという利点があります。
istent®(長さはわずか1mm)
istent®が繊維柱帯に刺入されることにより、眼内の水が流れ出しやすくなり、眼圧下降効果が得られやすくなる
共にいずれも房水と言われる眼圧を調整する液体の排出を線維柱体の流出抵抗を改善し、眼圧を低下させ安定させることが期待できます。病状や進行度によって、必要な治療は異なりますので詳しくは当院スタッフまでお問い合わせください