06水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術(iStent ® )
線維柱帯にiStent ® という小さい器具を留置することで、房水が排出されやすくなり、眼圧が下がる手術法です。日本では必ず白内障手術と同時に行われます。白内障手術を予定されている初期から中期程度の開放隅角緑内障の方が適応です。
合併症
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眼内炎
眼内にばい菌が入りこんで化膿する事が稀にあります。術後合併症で最も重篤なもののひとつで、放置すると失明に至ります。
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駆逐性出血
眼内で突然大出血を起こす事が稀にあり、手術中に発症した場合は手術を中止します。出血の状況にもよりますが失明に至る可能性があります。
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前房出血
線維柱帯切開術と比べ軽微なことがほとんどです。
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ステントの位置ずれ、閉塞
おこると治療効果がなくなります。

アイステント

アイステントを線維柱帯に挿入する