最新光干渉断層計 OCT-S1を導入しました!
2023.07.19

当院では新たに、canon社の最新光干渉断層計を導入いたしました。
より広角・高精細な画像診断により、網膜疾患の早期発見に役立ちます。
・光干渉断層計(OCT:Optical Coherence Tomography)とは
光が「波」であり「干渉」する性質を利用して、生体の断層構造を三次元画像として抽出できる装置のことです。
主に強度近視や緑内障、糖尿病を要因とする網膜疾患の早期発見、経過観察に貢献しています。
・従来機器とは何が違うの?
1.波長掃引レーザ光源を採用し、スキャン幅23mm・深さ5.3mmの超広角撮影が可能となりました。
従来機器では難しかった強度近視による眼軸長の大きな眼底も、硝子体から網膜・脈絡膜・強膜までを一度に撮影できます。
さらにAIを用いた低ノイズ処理(Intelligent denoise)により、高精細な断層像を短時間に取得可能となりました。患者様の負担軽減や検査時間の短縮も期待できます!
2.約80度の広角OCT Angiography(アンギオグラフィ)撮影により、造影剤を使用せずとも広範囲の血流の状態を一度に、精細に評価できます。造影剤アレルギーがある患者様も体に負担を与えず安心して検査を受けていただけます!
OCTA(アンギオグラフィ)の自己負担はいくらかかるの?
・光干渉断層血管撮影 400点
おもに糖尿病網膜症、網膜動静脈閉塞症、加齢黄斑変性等の網膜疾患や緑内障における血流状態の評価を目的とした場合、負担割合によって下記の費用が当日の診療費に追加されます。
負担割合 | 費用 |
---|---|
1割 | +400円 |
2割 | +800円 |
3割 | +1,200円 |