2024年3月以降の外来医師変更に伴い、当院のオルソケラトロジー診療を真鍋耕一郎医師が担当することとなりました。上記に伴い、2024年3月以降のオルソケラトロジー診療予約は原則月曜・金曜午後でのご案内となります。なお、オルソケラトロジー定期健診以外の、目の異常などで受診される場合は診療時間内であればいつでも対応いたします。患者様にはご不便、ご迷惑をお掛けすることとなりますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
オルソケラトロジーとは
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特殊な形状をしたハードコンタクトレンズを夜間装用する事により、角膜(黒目)の中心部分を平坦化し、近視を矯正する方法です。
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レーシックやICL(近視矯正用レンズの眼内挿入)と違い、手術の必要がなく、日中は裸眼で生活する事が出来ます。
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寝る前にレンズを装用して、翌朝外すだけで、良好な裸眼視力が期待できます。
近視矯正のメカニズム
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1.装用前(近視の状態)
近視は網膜より前面にピントが合っている状態です。
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2.装用中
夜間オルソレンズを装用すると、角膜(黒目)の形が平坦化し、網膜にピントが合うようになります。
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3.装用後(裸眼時)
夜間オルソレンズを装用すると、角膜(黒目)の形が平坦化し、網膜にピントが合うようになります。
最近ではオルソケラトロジーに近視の抑制効果(眼軸長の伸びを抑える)があることが分かり、近視を矯正しながら抑制できる事が分かってきています。近視を矯正しながら、進行を予防したい方、スポーツ競技など日中コンタクトレンズが出来ない方、アレルギーなどで日中点眼を頻回に点す方には特にお勧めの治療法です。
診療スケジュールと費用
1
適応検査一通り検査を行い、診察でオルソケラトロジーのガイドラインに沿って適応を判断いたします。その後、院内トライアルレンズを装用していただき、フィッティングを確認します。問題無ければご自身専用のトライアルレンズを発注しトライアル期間に進みます。
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トライアル期間 |
2
トライアル期間
初日/トライアル開始患者様専用のレンズを初めて装用し、改めてフィッティングを確認した後、装脱練習をします。この日からトライアル期間が開始となり、毎日寝る前に装用いただきます。 トライアル期間
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3
トライアル期間
翌日診察一晩装用して問題なく装脱ができたか、角膜に異常がないかを確認します。 |
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4
トライアル期間
1週間後/本契約1週間のトライアル期間で裸眼視力がどこまで向上したか確認します。
契約費用のお支払いは口座振替のみとなります。 [契約費用に含まれるもの]・専用レンズの貸出費用 ※1週間のトライアル延長は6,000円(税込) 上記契約費用以外に別途ケア用品が必要です。・1ヵ月の概要費用 約2000円(税込) [内訳]ポビドンヨード、オルソケラトロジー専用ケース、バイオクレンミクロン、ソフトサンティア、メニコンフィット(装着液)、プロ―ジェント(たんぱく洗浄液) |
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5
1ヶ月目の定期検査視力と角膜に異常がないか確認します。 |
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6
3ヶ月の定期検査以降は3か月おきの定期検査になります。 |
ご注意いただきたいこと
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1.新規契約もしくは2年に一度のレンズ交換から1年間は解約ができません。もし途中解約される場合は解約時期、理由に関わらずレンズ代金として1枚25,000円/税込(両眼50,000円/税込)をいただきます。
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2.トライアル期間開始日から3か月までは処方交換、1年間までは破損交換が1回に限り可能です。
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3.装用方法やケアに関してはトライアル期間中に説明させていただいた方法に従っていただきます。
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4.3か月ごとの定期検査は必ず受診してください。
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5.治療を終了される場合はご使用いただいている専用レンズを必ず返却してください。レンズの返却をもって治療が終了となります。レンズ返却月までは利用料が発生しますので予めご了承ください。例えば4月1日に治療を終了すると4月分までは利用料が発生します。
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6.オルソケラトロジーは高度管理医療機器に分類され、眼科専門医による3か月ごとの定期検査がガイドラインにより定められております。半年以上、定期検査を受診されない場合、契約の継続をお断りする可能性もありますので予めご了承ください。