オルソケラトロジーレンズの取り扱いを再開しました。
2021.06.03

患者様からのご要望に応じてオルソケラトロジーを再開しました。
オルソケラトロジーとは特殊な形状をしたハードコンタクトレンズを夜間装用する事により、角膜(黒目)の中心部分を平坦化し、近視を矯正する方法です。
レーシックやICL(近視矯正用レンズの眼内挿入)と違い、手術の必要がなく、日中は裸眼で生活する事が出来ます。
寝る前にレンズを装用して、翌朝外すだけで、良好な裸眼視力が期待できます。
近視矯正のメカニズム
近視は網膜より前面にピントが合っている状態です。
夜間オルソレンズを装用すると、角膜(黒目)の形が平坦化し、網膜にピントが合うようになります。
翌朝オルソレンズを外しても、一度平坦化した角膜はすぐには元に戻らず、ピントが網膜にあったままとなります。このメカニズムで近視が矯正されます。
最近ではオルソケラトロジーに近視の抑制効果(眼軸長の伸びを抑える)があることが分かり、近視を矯正しながら抑制できる事が分かってきています。
近視を矯正しながら、進行を予防したい方、スポーツ競技など日中コンタクトレンズが出来ない方、アレルギーなどで日中点眼を頻回に点す方には特にお勧めの治療法です。